8月4日の日本語教室の報告です。
暑い日が続きますが、エアコンを早めにつけることで部屋の中を十分に冷やすことができるようになりました。
この日は、初めてボランティアをする大学生・高校生・中学生が参加しました。
皆さん、最初は緊張していましたが、学習者さんと会話を交わし、最後は笑顔で帰っていきました。
以下、大学生の感想を紹介します。
(※8月11日の日本語教室はお休みです。次回は8月18日です)
僕がこの活動への参加を決めたのは、大学の卒業研究中に知ったのがきっかけだったのですが、HPなどでなんとなくの情報は分かっても、当然実際の場の雰囲気を知らないため、教室が始まるまでは非常に緊張していました。
いったいどんなことをやるんだろう、経験のない私が上手くできるんだろうか?そう考えて早くもナーバスになっていたので、いきなり小学生の子の隣に連れていかれて「漢字の勉強見てあげてよ~」なんてと言われた時にはもう頭が真っ白になりかけました…
ただいざ始まってみると、その不安もすぐに吹き飛びます。
最初こそ初対面ということもありなかなか会話が続かず、小学4年生ながらN2(日本語能力試験)の漢字書き取り問題をスラスラと解く彼女を相手に、一体どう接すればいいのか、こんな日本語ができる子に何を教えればいいんだろう、最初の内はそう戸惑っていましたが、自己紹介から始めて世間話を続けるうちに、漢字の読み方や意味、書き順を質問するなど、徐々にむこうからも話してくれるように。そこから話は弾み、最後には好きな授業や学校でのことを話してくれるようになり、彼女が帰る時間になるまで話題は尽きませんでした。
次に話したのは18歳の青年。
いつも日本のアニメや動画で日本語を勉強しているという彼は日本語がとても上手く、所々翻訳アプリや筆談を交えて出身国のこと、趣味について饒舌に語る彼と話していくうちに、気づけば逆に私がクルドやトルコのことについて教えてもらう立場になっていました。
そして最後の教室全体で行った自己紹介タイムでは、トルコ語での自己紹介の仕方まで教えてもらうことに。
初めて触れるトルコ語に戸惑いつつも、なんとか自己紹介をやり遂げ、無事初めての日本語教室を終えることができました。
実際に参加してみる前は、「教室」という字面からもっとお堅い、塾のような集まりを想像していたのですが、いざ始まってみると子供から僕と同じ大学生、大人まで幅広い年齢層の方が参加しており、慣れていない僕にも優しく接してくださったおかげで、リラックスして言葉を交わすことができました。
教室では終始、クルド人の方々とボランティアの皆さんがにこやかに談笑しており、両者が語らうその姿は、国や文化を超えた交流、共生とはこんなことを言うのかなと、初回で言うのは気が早いかもしれませんが、そんな風に思える素敵な光景でした。
中央大学 K.K