10月27日の日本語教室の報告です。
この日は、クルド人の大学生もボランティアをして、来年4月から小学校や中学校へ入学する子どものお母さんに就学手続きの説明をしてくれました。
ボランティアの大学生から感想をいただいたので紹介します。
今回初めて日本語教室に参加させていただきました。
「日本語教室」と銘打たれていて、日本語を習うという目的はありつつ、それ以上にワイワイガヤガヤと賑やかで楽しい場所であると感じました。年齢や性別、日本語を学び始めてからの期間や日本語の能力など、さまざまな違いはありながらも、毎週日曜日にこの場所に来る楽しみがある場だなと思います。
これはボランティアの立場でもそうで、日本語を教えるということについては完全に素人ですが、場の雰囲気も相まって、とても楽しみながら日本語を教えることができたように思います。
とは言いながら、むしろ色々なことを教えてもらったのは僕の方でした。例えば「牛乳」を翻訳アプリで訳すと言葉としては伝わるけれども、向こうでは牛の乳ではなく、ヤギの乳を表すものだったりと、文化によって「言葉」は異なると言いますが、話しながらそれを実感する機会になりました。
また、こうした場であるからこそ、日本での(暗黙の)ルールについてダメなものはダメだと直接伝えたり、経験してもらうことができ、それを大切にしていることも伺えました。
共生という言葉が良く使われますが、それはいいとこ取りをした共生ではなくて、その過程で生まれる困難や葛藤なども含めて一緒にやっていくこと。そのような「共生」から生み出される新しい発見や気づきなどを大切にすることは、これからの「社会」を考えていく上でもとても大事なことだと感じています。
また参加します!楽しかったです!
一橋大学 WT


