12月25日、当会ではクリスマスイベントを開催し、クルド人家族やボランティアなどを含め約50人が参加しました。
子どもたちには多くの方からプレゼントをいただきました。
川口市に住むウクライナの女性からは手作りのクッキーやプレゼントのお菓子を、子供地球基金からは文具やバッグ、川口市の歯科医師さんからは歯ブラシや練り歯磨き、遠方の会員の方からは絵本などをご提供いただきました。
クルドのお母さんは料理やお菓子をつくってくださいました。
在日クルド人家族の中には仮放免で厳しい状況に置かれている人もいますが、この日は皆さん笑顔でした。
この場を借りてご協力いただいた皆さんにあらためて御礼申し上げます。
◉今回のイベントを企画・運営した大学生から当日の感想が寄せられたのでご紹介します。
12/25（日）に蕨市のくるるホールで、クルドの子どもを中心としたクリスマス会を実施しました。いつも日本語教室に来ているクルドの方、日本人ボランティアも一緒にゲームやクルド料理の食事会、ダンスを行い、楽しい時間となりました。当団体の学生からなるユースチームが企画、当日の運営を行いました。
実施したゲームはじゃんけん列車、箱の中身あてゲーム、ビンゴ大会の３つ。ビンゴ大会は一番盛り上がるイベントで、子供たちはビンゴカードを手に一喜一憂しながら次の番号を待ちます。リュックやサッカーボール、文房具など、各々気に入るものを手に嬉しそうな様子でした。
ゲームの後は食事会。クルドの方が作ってくれたレバニやラフマジュン、チャイなどたくさんの料理が並び、クルドの子どもたちは目を輝かせ、初めて見る日本人はクルドの子どもにどんな料理か教えてもらっていました。筆者もご飯を食べた後、デザートにレバニという甘いケーキを食べ幸せな気持ちで一杯の食事会となりました。
最後はクルドの音楽に合わせてみんなで踊りました。日本人のボランティアもクルドの方をお手本に輪に入って一緒にステップを踏みます。疲れ知らずに踊り続けるクルドの方を見ていると、ダンスが大好きなことが伝わってきます。
クルドの子どもが帰り際に「また参加したい」と言ってくれ、とても嬉しい気持ちになりました。参加したクルドの方々、何十人分ものおいしい料理を作ってくれたクルドのお母さん、支援をしてくださった団体・個人の方々、準備・運営を支えてくれた当団体の皆さんなど、多くの方の力で成り立ったイベントです。このようなイベント運営に関わらせてもらえたことに感謝しつつ、今後も在日クルド人の方とともに歩んでいきたいと思います。
早稲田大学 4 年
