6/23の日本語教室

遅くなりましたが、6月23日の日本語教室の報告です。
この日は近所の方が竹をプレゼントしてくださいました。
少し早いですが子どもたちと一緒に七夕の短冊に願い事を書いて飾りました。
この間、多くの方から色鉛筆などの文房具をいただきました。
この場を借りて御礼申し上げます。
ありがとうございました。
ボランティアとして参加してくださった大学生の感想を紹介します。


先日、初めて日本語教室に参加させていただきました。

これまで在日の外国人の方と関わる機会は殆ど無かったため、言語や文化の違いを超えて交流することができるのか、とても緊張していました。
失礼のないように、クルド人の方々が置かれている大変な状況や、川口市・蕨市周辺を取り巻く問題についてインターネット等で情報を得た上で伺いました。

しかし、私が教室で見たのは「異国の地で苦しみながら生きるクルド人」や「在留資格を得られない可哀想なクルド人」ではなく、「地域の一員として生きている一人の人間」でした。
彼らは、ただ当たり前のように、一生懸命に生きていました。

メディアで報道されるように、彼らが様々な問題を抱えていることや大変な状況に置かれていることは紛れもない事実ですが、それは彼らの持つ多様な側面の一つに過ぎません。
「クルド人だから…」「外国人だから…」「移民だから…」という色眼鏡で見るのではなく、私たちと同じ一人の人間として接することの大切さを改めて感じました。

日本語教室での時間は、多くの学びを得るとともに今後への活力も得られる楽しい時間でした。
外国人だからといって特別に扱うのではなく、日本人と同じようにただ一個人として尊重する、とても暖かい空間でした。

「大切なのはお金やその場限りの施しではなく、継続的に交流すること」という団体の方の言葉が胸に刺さりました。
今後も沢山通って、沢山お話をして、交流を続けていきたいです。

東京大学 K.N