6/8の日本語教室

6月8日の日本語教室の報告です。
この日も様々な方が教室に集いました。
ここは交流しながらお互いが学ぶ場所でもあります。
ボランティアに参加してくださった方からの感想を紹介します。


日本語教室に参加して、お互いを知ることの大切さを感じます。
直接接点のなかなかないクルドの方と出会い、コミュニケーションを交わすことで気づくことがあります。
クルドのある方に、「日本に来て感じたことはなんですか?」と聞いた時、
「自由です」、と返ってきました。
私は、駅のトレイがきれい、とかお寿司がおいしいとかを予想していました。
「自由です」ということばに衝撃を受けていました。
「日本では自由にことばを発することができます、自由に書き、言うことができます。」
もし自分が話している言葉を禁止され、違う言葉を話さなければならないとしたら、自分の存在がゆらいでしまう。
ことばを奪うことはその人がその人であることを奪うことで、
そういった厳しい背景がこの人にはあり、ここにいるのだと、はっとさせられます。
他者と出会い、それぞれの背景に想いを馳せること、いつもそのことをこの教室でクルドの方々に教えてもらっています。
感謝しています。
俳優 K.S