遅くなりましたが8月30日の日本語教室の報告です。
この日は小・中学校の夏休み最後の日曜日でした。
夏休みで楽しかったことは何ですか?と聞くと「盆踊りをしてかき氷を食べた!」「海に行った!」などと、みんな楽しい夏休みを満喫した様子でした。
ボランティアに参加してくださった方の感想を紹介します。
私は以前から、日本に住む外国ルーツをもつ子どもの教育や移民・難民の問題に関心があり、今回初めて活動に参加しました。参加前は自分の日本語が果たしてクルド人の方々に伝わるのか、上手く意思疎通できるのかと少し緊張していましたが、元気な子どもたちと意欲の高い大人の方々、そして和気あいあいとした教室の温かい雰囲気のおかげで、その不安や緊張は一気に解消されました。
私は本日、小学校3~6年生の3人の子どもたちを担当しました。日本語での会話にはあまり問題がなくても、よりアカデミックな学習内容になると何度も頭を抱える様子を見て、日本語を話せることと、教科の内容を理解しながら学習できることは必ずしも同じではないのだと実感しました。
また、自分も日本語の勉強をしながら、隣で子どもが学ぶ姿を優しいまなざしで見守るお父さんお母さん、楽しそうに夏休みの計画を話してくれる子どもたち、そして日本語での発表を皆が静かに見守り、時折笑顔や笑い声が広がる温かな空気がとても印象的でした。本教室は、単に日本語を学ぶ場所ではなく、誰もが安心して過ごせる居場所になっているのだと思います。
現在日本では、国や出身地、文化的背景が異なるというだけで差別や排除をしてもよいかのような空気が醸成され、外国人排斥の風潮は強まっています。本来、社会は様々なバックグラウンドを持つ人々によって成り立っているはずです。しかし、その多様性を受け入れるのではなく否定し、相手を知ろうとすることなく一方的なイメージや偏見に基づいて攻撃する言動が、以前よりも公然と見られるようになっていることに強い危機感を覚えます。
今日の活動を通して、メディアによる報道やSNSによって形成される一面的なイメージだけで他者を捉えるのではなく、実際に会って話すことで現状を知ろうとする姿勢が重要だと改めて実感しました。何人と一括りにするのではなく、一人ひとりが異なる背景をもつ個人であることを認め合い、互いを理解しようとすることこそが今の社会にとって必要なのだと強く感じます。
上智大 A.K


