1/11の日本語教室

1月11日の日本語教室にもたくさんの人が参加しました。
終了後に川口のノーヘイトマーチに参加した人もいました。
ボランティアに参加した方から感想をいただきましたので紹介します。


私がこのボランティアで感じたことを一言で表すと、対話を通してお互いの理解を深めることができる、非常に画期的な活動であるという点である。
幼いころから、海外のことを教えてもらったり、大学に通う外国人留学生や日本に住む外国人を支援してきた母親を長年尊敬しており、その影響でこの活動に興味を持ち始めたことがきっかけであった。
普段、彼らは私たちの身近に「隣人」として暮らしている存在であるにもかかわらず、実際に触れ合う機会は多くない。仮に交流するとすれば、国際交流祭りや教育機関などに限られるだろう。また、彼ら自身も日本人のことを十分に理解していない場合が多い。交流を通して会話をすることは簡単そうに見えるが、実際にはなかなか実現できないものである。
近年、SNSの普及により誰でも情報を発信できる社会になった一方で、一部の悪意を含んだニュースが拡散されることで、外国人に対するヘイトスピーチや排斥の声が相次いでいる。その結果、特定の民族や宗教に対して「危ない」「危険だ」といったレッテルが貼られ、「出ていけ」「叩き出せ」といった過激な主張に走ってしまう現状が、日本社会には存在している。さらに、選挙結果においても、ヘイトクライムを助長したり、社会の分断を煽るような政党が躍進していることに、私は強い警戒感を抱いている。
しかし、SNSやインターネット上の情報だけでは、現地の本当の状況や彼ら自身を理解する手段としては、あまりにも不十分であると私は思う。実際に交流し、直接話をしなければ分からないことが多いからである。実際に対話をしてみると、お互い似たような生活を送り、同じ気持ちを抱えている人が多いことに気づいた。また、おいしいお店を紹介してもらったり、訪れた場所を共有したり、お互いの言語を教え合うこともあった。
その中で、SNS上で見られる偏見が必ずしも正しくないことを実感した。そして何より、その偏見によって彼らが精神的に苦しんでいるという現実を知った。私はこのボランティア活動を通して、彼らに貼られている「危ない」というレッテルを少しでもはがしたいという思いを強く抱くようになった。
交流を通して対話を行うことが難しいということは承知している。それでも私はこの活動を続けたい。ここで、SDGsの基本理念を思い出してほしい。「誰も置き去りにしない(Leave no one behind)」という社会を実現したいのであれば、日本社会で生活している彼らと共存する社会を、私たち自身が築いていくべきではないだろうか。彼らを理解し、対話を通して相互理解を深めていくことこそが、憎しみを生まず、誰も傷つけない社会をつくるための手段であると私は考える。
社会人 Y.S