6/9の日本語教室

6月9日の日本語教室の報告です。
この日も大勢のボランティアと学習者が集まりました。
Kポップが大好きな小学生のクルド人の女の子が、覚えたてのハングルを教えてくれました。
また、私たちの日本語教室に毎週通っているDさんに、在留特別許可を出すことを求める署名を行いました。
ボランティアに参加した大学生の感想を紹介します。


本日初めてこの活動に参加しました。
きっかけは大学内のサークル活動でした。
以前からクルド人とよばれる方々について認識はしていました。
しかし、内情についての理解はあまりなく、在留資格の有無や日々の生活の困難など、活動を通して初めて知る現実ばかりでした。

本日あった出来事についてご紹介します。
私が担当したのは5歳の男の子でした。
彼はとても内気でお父さんのそばから離れる気配は一切なし。
日本語も英語も理解は難しい状態でした。

どうしたらいいものか、私の頭は混乱状態。
そこで私は常に笑顔で明るく接してみようと試みました。
さらにジェスチャーで同年代の子供たちの遊び場へと誘導できました。彼は車のブロックを持って、みんなのもとへ車を走らせて行きました。私的には作戦成功!
同年代の子供たちとはすぐに打ち解けて、目の前に広がるたくさんのレゴを前に笑顔がはじけていました。
彼は自分のブロックをお父さんのもとへ持っていったり、周りの子たちにあげたり、とても優しい一面を見せていました。
さっきの内気な様子はどこへ? 驚きが隠せませんでした。

言葉が通じなくても、どうにかコミュニケーションの糸口を見つけて打ち解けていく、そんな体験をさせていただきました。
今日の1番の収穫は彼のとびきりの笑顔を見れたことです。
本日はありがとうございました!

青山学院大学 1年 Y.O