報告が遅くなってしまいました。
10月8日の日本語教室の報告です。
私たちは日本語教室を通して交流することを大事にしています。
参加したボランティアの方からは、直に会って話をすること、実際の体感が大事という感想をよくいただきます。
今回はボランティアに参加してくださった2人の大学生の感想を紹介します。
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私は、今回初めて日本語教室のボランティアに参加させていただきました。
私自身、これまで在日クルド人の方とお話ししたことがありませんでした。また、日本語教室のボランティアに参加したこともなかったため、どのような雰囲気の中で日本語教室が行われているのか想像できず、参加するまでとても緊張していました。
実際、教室に参加してみると私が想像していた雰囲気と大きく異なっていました。教室全体が和やかな雰囲気で、クルドの方もボランティアの方も楽しそうに日本語の勉強を進めていました。また、クルドの方々がすごく熱心に日本語勉強に取り組んでおり、中には既に日本語をかなり流暢に話せる方もいて、彼らの勉強に対する熱意に驚かされました。
今回、教室を通して実際にクルドの方とお話をしたことで、 これまでのクルド人に対する漠然としたイメージから、近くに住む一人の人として捉えられるようになったと感じます。また、自分がこれまで全く意識してこなかった日本語が意外と難しいこと、そしてその日本語を教えることの難しさを今回、一緒に勉強していくなかで、気付かされました。
今回の教室を通して私自身、多くの学びを得られました。今後の活動を通して、漠然としたクルドというイメージをさらに打ち壊していくと共に、私自身も一緒に成長していけたらと思います。
立教大 A.C
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この度、初めて難民の方々と交流する機会を得て、非常に刺激的な経験となりました。現在私は大学のセミナーで、入管法改正案に関するテレビ局の報道手法についての研究を行っています。各主要局の報道内容を確認していますが、驚くべきことに十分な報道が行われていないことに気がつきました。多様な報道や視点が存在する中で、実際の状況を理解するには自らその場に足を運び、経験する必要があると感じ、今回の活動に参加しました。活動を通じて、参加している難民の方々が非常に勉強熱心で素敵な人々であることを実感できました。そして、多くの方々が日曜日でさえも時間を割いてこのような難民の方々を支援する行動に出ていることに、非常に感動しました。しかし、一方で、一度の体験だけではまだ表面的な理解しか得られていないのではないかとも考えました。私たちの究極的な目標はドキュメンタリー番組を制作することです。そのためには、さらに関与を深め、現在抱えている問題や今後私たちがどのような行動を取るべきかを考察し、多くの人々との対話を積極的に行っていきたいと思います。
日本大学U.I