3月3日の日本語教室

3月3日の日本語教室の報告です。
この日は「ひな祭り」でしたので、子どもたちに「ひなあられ」をプレゼントしました。
ボランティアに参加してくださった方からの感想を紹介します。


私はもともとクルド人については映画や報道などを通して関心を持っていましたが、クルドの方々と実際に交流する機会はなかったので、在日クルド人について知りたいと思い日本語教室に参加しました。
3月3日の教室では子どもから大人まで、クルド人や日本人が部屋いっぱいに入り混じって和やかな雰囲気の中、日本語の勉強をしていました。
家族と一緒に来ていたクルド人の女性は日本に来て10年目でやっとビザが取れたと嬉しそうに話してくれました。今は日本語の試験に向けて勉強しているとのことでした。
先月日本に来たばかりだというクルド人の男性は、一生懸命にメモを取りながら日本語の数字や挨拶を勉強していました。指差し会話張やグーグル翻訳を使って交流していましたが、お互いに言いたいけど言えないことが沢山あったと思います。最後にトルコ語で「ありがとう」と言ってくれました。
今回は日本語を教えることに集中していましたが、この教室はクルドの方と交流する場所でもあるので、私ももう少しトルコ語を話せるようになりたいと思いました。
クルド人は「国を持たない」民族だと聞いたことがありますが、「国を持たない」という苦労も多いと思いますし、故郷を離れて遠い日本で生活するのも様々な苦労があると思います。
以前私も海外で「外国人」として生活してみて、「外国人」は言葉や文化、経済活動や政治参加等様々な面で制限があると感じました。本国人の諸権利を保護するためには、それもある程度は仕方ないと思いますが、外国人であっても基本的な人権は保護されなくてはいけないと思います。
在日クルド人にとって、日本で生活する上では日本語の習得は大事ですが、同時に日本で自民族の言葉や文化を維持していくことも重要な課題なのではないかと思います。そうしたことにも気をつけながら、交流していきたいと思いました。
ボランティアKY