10/29の日本語教室

10月29日の日本語教室も沢山の方が参加しました。
ハロウィンの格好で参加したお子さんもいて賑やかでした。
ボランティアに参加してくださった大学生からの感想を紹介します。
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クルド人問題について調べていたときに読んだ記事の一部分を紹介します。これは、2004年、日本でクルド人強制送還の事件が起きた時、クルド人家族を側で支えた東文男さんの言葉です。
『支援者も楽しくなければ長くは続けられません。そして無理をしないことが支援を続ける秘訣だと思います。疲れた人はいつでも休んで良いし、元気が出たらまた一緒にやればいい。気張らずに楽しんだから、結果的に長く支援を続けられた気がします。』(難民支援協会 2010 『クルド難民強制送還事件:国、国連、市民はどう動いたのか』 )
今まで私は、自分の身の回りのことで精一杯であるためボランティア活動をする余裕はないと思っていました。しかし“在日クルド人と共に”の会に参加し、そして東さんの記事を読んでボランティア活動に対する意識が変わりました。具体的に参加して気付いたことは、時間に縛られず自由に参加ができる、小学生の時以来の忘れかけていた漢字の読み書きに触れる、他の言語を教えてもらう、バックグランドが違う人たちとコミュニケーションをとる、コミュニティの輪が広がる、というように自分が得られる経験も貴重だということです。
今まで、ボランティア活動は自分の身を削って人や地域に奉仕するような活動だと勘違いしていました。しかし実際には、ボランティア活動は、自由で楽しく、貴重な体験ができる刺激の多い時間でした。参加する理由は人それぞれであっても、その場に集まれば、自然と活動が始まります。そして終わった後には参加して良かったと思うことができます。東さんが言うような、けっして強制的ではない自由で楽しい空間が“在日クルド人と共に”の活動にはありました。私は、普段の日常生活にはない刺激が得られるこのような活動に、今後とも積極的に参加していきたいと思います。
国際基督教大学(ICU)2年 M.