ネウロズに参加したボランティアのJunkoさんが感想と写真を送ってくださいました。
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3月21日(火・祝)、クルドの新年と春を祝うお祭り・ネウロズが、さいたま市の秋ヶ瀬公園で開催されました。
空は薄曇りで、時折晴れ間も見えます。朝、開始時間より前から、色鮮やかな民族衣装を身に着けたクルド人たちが集まり出しました。ミュージシャンたちの歌と演奏に合わせ、待ちきれず踊り始めます。
11時過ぎに開会の挨拶があり、2月のトルコ・シリア地震の犠牲者に黙祷を捧げました。同胞とその苦難の歴史に思いをはせる壇上の情熱的なスピーチに、参加者が歓声と拍手で応える場面もありました。
広場にはクルド料理やさまざまな種類のケバブ、関連書籍などの出店も並び、終始賑わっていました。
お祭りの中心はやはりダンスです。お隣り同士小指や手をつないで、前後にステップを踏みます。早いビートの曲ではステップも小刻みになり、熱量が上がります。輪は大きくなって二重三重にもなり、輪の中心でソロやデュオが始まることもありました。
日ごろ日本語教室に来ている若いお父さんたちも、こんな顔もするのかとハッとするほど、生き生きとリラックスした表情を見せていました。
民族や国家の意味について考え、クルドの文化に浸った一日でした。