6/18講演会の感想

20230618

6月18日の講演会「これからの移民社会を考える」には多くの方々が参加してくださいました。
参加者から寄せられた感想を紹介します。

■講演会の感想 大学院生Mさん
鈴木先生は、外国人労働者という切り口から多文化共生についてお話してくださいました。多くの外国人労働者がどのように隅に追いやられているのかという現状を学び、同時に、日本はすでに移民国家であり、外国人なしでは成り立たないことを改めて実感しました。
樋川弁護士のお話では、実際にクルド人のケースに関わっているお立場から、先日国会で成立してしまった入管法改定案のことも絡めて、在日クルド人の現状についてお話いただきました。仮放免などの不安定な立場で暮らすクルド人との共生のために私たちにできることは何かというお話で、私含め会場にいる皆さんの多くが実際に次の行動に移そうと思わされたのではないかと思います。
司会の場所から会場の皆さんが講師のお2人のお話に対して頷く姿を見て、会場の皆さんのような人たちがどんどん増え、外国人も日本人も関係なく住みやすい多文化共生の社会ができればいいなと心から思いました。

■アンケートに書かれた感想(一部抜粋)
・ご講演を通して外国人の抱える問題というより日本社会の抱える問題として現状を捉えていかなければならないと感じました。
・外国人労働者のおかれた現状、問題点を整理して把握することができました。クルド人をはじめとする難民申請をしている人たちの状況が過酷であること、日本社会の問題として多くの人に知ってもらいたいと実感しています。
・「カテゴリーでみるのではなく、1人の人間として捉える」という言葉が印象的でした。
・改悪の反対運動には参加しましたが、統計や法律・具体的な差別などについて詳細に知ることができていなかったため、今日お話しを聞けてうれしく思いました。「外国人」「難民」ではなく、社会的立場・役割で捉えるというのはとても重要に感じました。