ボランティアに参加して

20220615Mギャラリー

Mギャラリーで開催しています「世界難民の日写真展 トルコから日本へ・クルド人の今」は本日も多くの方がいらっしゃいました。受付をしてくださったボランティアの赤坂知美さんから感想をいただきました。


平日の昼間にも関わらず、写真展の新聞記事を見た人、通りがかりに看板を見てふらっと寄った人、昔、中東に滞在したことがある人などが訪れました。多くが、開催場所である川口市やその周辺から訪れた人で、中には、クルドの春のお祭りネヴローズに参加したことがある方もいました。
写真展には、トルコやイラクでのクルド人の日常の風景だけでなく、迫害から逃れる様子、そして日本で生きるクルド人たちの写真が飾られています。それぞれの写真と展示説明文をじっくりと読み、

「この食べ物は何?クルド人って、普段何を食べているの?」、
「日本にいるクルドの人々は何語でしゃべっているの?」、
「中東の問題って複雑で全然わからないけど、簡単にどういう問題なのか」
とたくさん質問されました。
川口市に住んでいる方が、最後に、
「近くに住んでいて、中東系の人たちがいるとは思っていたが、クルド人とは知らなかった。」
と感想を告げていきました。


近くに住んでいても、実は、ほとんど接点のないクルド人のコミュニティ。
彼らがどのような迫害の歴史を歩んできたのか、クルド人の難民認定は今まで一切ない日本で生きることが、いかに困難なのか。同じ地域の住人でも、クルド人について知らないことが多いのが現状です。
こうした写真展の開催をきっかけに、クルド人にもともと興味がある人だけでなく、地域の人々も、彼ら・彼女らについて知っていく一つのきっかけになってほしいと思いました。