トルコ国籍のクルド人 初めての難民認定

【独自】トルコ国籍のクルド人男性 初の難民認定 法務省が本人通達 「帰国すれば生命の危険」認められる(FNNプライムオンライン)

クルド人男性を難民認定 札幌入管局、トルコ国籍は初(中日新聞)

トルコ国籍のクルド人、初めての難民認定 「私以外の人にも希望に」(朝日新聞)


トルコ国籍のクルド人が日本で初めて難民認定されました。
まずはそのことを歓迎したいと思います。

日本では、これまで多くのクルド人が難民申請しましたが、誰一人として難民認定されませんでした。今回、難民認定された男性も入国管理局の審査では不認定でした。司法に訴えることでようやく認定に至ったのです。

トルコ国内でクルド人が迫害・弾圧を受けていることは周知の事実です。そのため世界では多くのクルド人が難民認定されています。

日本は難民条約を批准しているのですから難民を保護する義務があります。「日本とトルコは友好国である」というのは難民認定をしない理由になりません。
難民の定義も国際情勢の変化にあわせて拡大しています。日本は厳格な解釈によって難民を認めようとしてきませんでしたが、今回のことをきっかけに認定基準を見直すべきだと考えます。
また、出入国管理制度から独立した難民認定の機関が必要です。

私たちは地域で暮らすクルド人と共に、日本の難民認定制度の見直しを訴えていきます。
同時に昨年廃案となった入管難民法改定案の再提出にも反対していきます。