12月17日の日本語教室

遅くなってしまいましたが12月17日の日本語教室の報告です。
この日も沢山の方が集まりました。
ボランティアに来てくださった人たちは、それぞれに得意なことがあります。
地元の書道の先生が習字を教えてくださいました。
子供たちは練習するうちにみるみる上達していきました。


初めてボランティアに参加したイラストレーターの方が、感想とイラストを送ってくださいましたので紹介します。

初めてボランティアとして参加させていただきました。「日本語を教える場ではあるけれど、それ以上に場所を作っている」というスタッフさんの言葉が印象的で、実際にその言葉通り、検定向けの教材をじっくりやっている人もいれば、日本語以外の宿題をやっている子供や、遊んでいる小さな子もいたりして、自由で居心地のいい空間でした。

日本語を教える面では、来ていた小学生たちはすでに口語の理解力が高く、やさしい日本語を使えば、難しい単語の説明や、間違いを指摘できる状態だったのですが、これからN5レベルに挑戦する、まだスムーズな会話が難しい男性に対しては、説明が伝わらず、「教える」こと自体が難しいことを痛感しました。今回はちょうど日本語とトルコ語の両方を話せる方がいたので、間に入って補足してもらいながら進めることができましたが、自分だけだった場合は細かなニュアンスを伝えるのは大変だったと思います。

また、教材で「盆栽」など日本にしか存在しない単語が出てきた際も、実物を知らない可能性があり、説明が難しかったです。そういった場面では画像検索や教科書の絵にもかなり助けられました。最後は自分自身もトルコ語のあいさつを教えてもらい挑戦しましたが、全くもって覚えられず… 新しい言語に取り組む大変さに自分自身も気づかさせられました。せっかくの機会なので、自分自身も今後教える際にちょっとしたジョークを挟めるくらいまで、トルコ語を勉強してみようと考えています。

イラストレーター K.T