2月18日の日本語教室

2月18日の日本語教室の報告です。

この日も多くの学習者とボランティアの方々が集まり、教室内は暑いくらいでした。
ボランティアに参加してくださった方からの感想を紹介します。


昨年の11月頃から日本語教室に参加している大学院の一年生です。
今日は、クルド人の方と趣味や普段の生活について楽しくおしゃべりしながら、おしゃべりの過程で出てきた日本語の単語を一緒に勉強しました。学習者さんの希望がないかぎり、毎週こうしておしゃべりをしながら勉強をしています。そうする中で、楽器の演奏が趣味であることなど、いろいろな共通点を見つけて嬉しくなることがあります。同時に、日常生活について話す時には、高校生くらいの年齢の方がすでに働いているなど、考えさせられる時もあります。

また、日本語を教えるだけでなく、トルコ語も教えてもらっています。この会では、教室の最後に「クルド人をはじめとする学習者さんは日本語で、日本人や日本が長い留学生はトルコ語で」挨拶をすることになっています。日本語教室の自由な雰囲気と、こうしたトルコ語での発表の機会があるおかげか、この日本語教室では学習者さんに「支援」している感覚はありません。私は、毎週「遊ぶために」「学ぶために」日本語教室に通っている感覚です。

日本語教室の帰りに、蕨駅周辺でクルド人排斥のヘイトスピーチが行われており、とても残念な気持ちになりました。話してみれば、「優しい」「愉快」「大人しい」など、それぞれ個性があり「同じ人間なんだ」と分かると思います。ヘイトスピーチがなくなり、誰もが幸せに暮らせる環境になりますように。

東京大学大学院RS